垢抜けコーデへの道 買い物失敗を減らすには

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危うく買ってしまうところだった。

雑誌かTVかで誰かが着こなしているのを見てから、チェックのタイトスカートがずっと欲しかったのだけど、サササッ…とその欲が過ぎ去っていった。

 

頭の中で何となく着こなしをイメージをして「あ~可愛い!欲しい!」と思っていたのだけど、画像検索をして体型や顔、髪型が違う様々の人の着こなしを見てみると、全体の印象が私の理想よりも野暮ったい人が多い気がした。

 

これは、私が着ても高確率で野暮ったい着こなしになってしまうのでは…?

 

雨宮まみさんのエッセイ【女の子よ銃を取れ】の中にこんな文章がある。

無難でパッとしないところから抜け出して、洗練された装いを手に入れるにはどうしたらいいのでしょう。それはセンスがなければ、不可能なことなのでしょうか。

「自分がやっても、きっと素敵だろう」と思える、理想の服のコーディネートはありませんか?(P56)

 

私にとってそれは、カーキのロングタイトスカートに黒のノースリーブニットの組み合わせで、既に私の鉄板コーディネートになっている。

このコーディネートがウン万円も費やさないと出来ないかと言われるとそんなことはない。ユニクロやGUでも探すことの出来るアイテムだ。

 

1つ1つは目を引くアイテムではなくても、組み合わせる事で素敵になる。それがコーディネートを考えるということなのだと思う。

 

あんなに焦がれたチェックのタイトスカートは、冷静になってみると”自分がやっても、素敵だろう”というコーディネートが作れない気がした。

 

『オシャレの第一歩はお洒落じゃない服を捨てること』なんて主張する人がいる。

私はこの考えに割と賛成で、周りからの評価が『オシャレ番長』ではなく『無難なんだけどいつも何かオシャレだよね』ぐらいで良いので、画像を検索してみて、多くの人が『うーん?』となっているコツの要るアイテムを避けるだけでオシャレは随分と楽にキマるようになった。

 

雑誌やTV、街中で良いなと思うアイテムや着こなしがあれば、1度検索してみる。多くの人が着こなせるのか、意外と微調整が大事で着こなしが難しいのか。

 

多少のスタイルの違いや、ちょっとの柄の大きさの違い、ちょっとの丈の長さの違いで、ガラリと垢抜けて見えたり、逆に野暮ったく見えるような、微妙な差が”洗練”に重要なアイテムは個人的には赤にかなり近い黄色信号だ。

 

『どうしても着たければ(憧れていれば)買うけれども…』といったところ。

 

フラッと買い物に行くとついセールアイテムを手に取ってしまうが、あれは失敗の元だと思う。そのアイテムを手に取って、頭の中でイメージした着こなしは大抵再現できない。私のチェックのタイトスカートのようにどこか都合よく脳内修正してしまうのだと思う。

 

良いなと思ったアイテムはコーディネートを画像検索してみる。(2回目)

ほんの数秒で何百、何千もの”実例”を見れるのだから活かさない手はない。良い時代だ。

 

理想のコーディネートに必要なアイテムをハッキリさせておくとセールでの失敗もグンと減る。理想に近い服が偶然セールで残っているラッキーなんて滅多にないので、値段につられて買ってしまうことも随分と減った。

 

残念ながら『昔よりは』という枕詞が私にはまだついてしまうけれども。

 

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