12月某日『「無理に買わなくて良いよ」と気が付いた時の解放感たるや』

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白ニットが欲しくて、あれやこれやとキーワードを変えコーディネートを検索しているのだけど、どれも「こんな着こなしがしたい!」って熱量がわいてこない。どれを見てもキュン!ってこない。

 

白ニットに選択に失敗し、白ニットを失った日から、ずっとずっと白ニットが欲しいと思っていたのだけど、もしかすると執着していただけで本当はそこまで欲していなかったのでは?と思い始めている。

記事白ニットをダメにしてしまって悲しみが止まらない 

 

検索しても気に入るモノに出会えないことに疲れて(キーワードを変えても同じ記事ばかりヒットするし!)、夜ベッドで横になりながら「着たい着こなしが具体的にないのなら、もう買わんでいいや」とふと思った。

 

そうしたら「あぁ、そうか。無理に買わなくても良かったんだ」って何か妙に納得できた自分がいて、憑き物が落ちたようにスーッとした。お気に入りにいれていて商品を全部削除した。

果たして本当に欲していたのか?ムキになっていただけじゃないのか?

 

雨宮まみの【女の子よ銃を取れ】を読んでから、ふらっと出かけた買い物での衝動買いがかなり減った。

『洗練された装いに必要なことは物そのものじゃなくて、どう組み合わせるか。そしてそのコーディネートが自分にも似合うかどうか、が重要だ』と学んだからだ。(かなり意訳)

 

服屋さんという場所が「私を素敵にしてくれる服があるだろうか」というスタンスではなく、自分でコーディネートを考えた上で「この素敵な着こなしを完成させる服はあるだろうか」と求めている物がほぼ明確になってから行く場所になったからだ。

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『良いな』ってアイテムがあれば逐一コーディネートを検索する。

それで、イマイチ垢抜けていない画像が多ければ諦める。「ネットに画像を載せちゃうほどスタイルに自信がある人でもあんな感じか~じゃあ私には無理だな。」と思うからだ。

 

ファッションが好きな人からすると、そういうアイテムをいかに着こなすかっていう楽しみもあるのだろうけど、ファッションに対して”お金をかけているんだから、その分は良く見えて欲しい”ぐらいの情熱しか持っていない私からすると、大抵の人に似合うかどうかは大事なチェックポイントだ。

 

さて、定番の白ニット。

【定番】という言葉も【暗くなりがちな冬に白を】って言葉も、ふむふむ…と聞いていたけれど、検索してヒットするコーディネートの8割が実は私の好みじゃなかったりする。

 

たまーに好きなコーデがあるんだけど、再現できるようなニットで素材や値段ともに納得できるものは、どうやら現在は見付けられないようだ。なので、諦めることにした。来年また欲しくなるかもしれないけれど。

 

早急に白ニットを買わないと今季の服が足りないわけじゃないのだから、いま無理に買う必要もないなという結論で落ち着いた。

 

「無理に買わなくて良いんだ」そう気が付いた時の解放感たるや。

私ってば、白ニットに対して意地になっていただけなのだろうか。浮いたお金はズッキューン!ってきたコーディネートに使えるように残しておこうと思う。