12月某日『憂鬱なホリデイ、アンハッピーニューイヤーが今年もやってくる』

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年末年始が今年もやってくる。

それはすなわち、離散した家族が集合する日が近付いてきたということだ。

 

離散と言っても何かワケがあるわけでもなく、単身赴任の父と転勤で家を出た兄が帰省してくるだけなのだが。

例年は家族が揃うのは、ゴールデンウイーク・お盆・年末年始の3回程度なのだけど、今年は2月の末からアレがソレな状態で『ステイホーム!』と叫ばれていたから、まるっと1年ぶりの一家大集合だ。

 

あぁ憂鬱だ。

まず父母が絶対にケンカをする。で、空気がギスギスする。ツライ。

兄も兄で、我が家って認識と客人って意識の最悪なコンビネーションスタイルで参上し、チャンネル権やリビングのベストポジションは我が物顔で譲らず冷蔵庫のビールも遠慮せず飲むくせに、「コップを用意してくださいな」「ご飯のおかわりが欲しいですわ」てな具合にあれやこれやと要求する客人スタイルも貫いてくる。ツライ。

 

人数が増えると追いつけない速度と規模で部屋がぐちゃぐちゃになっていくし、生活音もデカくなる。神経質な私には精神的にくるものがあって、年末年始にニキビと前髪の生え際が痒くなるのはここ数年の恒例行事だ。ツライ。

 

生活音はまあ良い。仕方がない部分もあるから。

だけど、使った物はあった場所に片付けろ!食べかけのお菓子は封をして邪魔にならない場所に置け!あっちこっち電気をつけっぱなしにすな!

 

母娘、2人生活でも互いにイライラすることがあるというのに、人数が増えるとそりゃまあ倍イライラしますよ。それが1日2日なら「滅多に家族は揃わないんだから」と我慢も出来るけれど、1週間近く続く長期休暇っつーのが年末年始なのですよ。

 

「プレゼントがどうだ」「サンタになった」きゃっきゃっウフフな体験談に『独身さびしいよぅ』なんて惑わされた心を、「家族が集まるとしんどいわ」「独身オッケーオッケー」って通常モードにビシャッと引き戻してくれるのが年末年始なのである。

 

今年は無理だけど、いざとなったらどこかお店に逃げ込んで時間潰しても良いしさ。

実家暮らしが偉そうに言えることじゃないけど、1人暮らしをして年末年始は2~3時間だけ顔を出して「ばいばーい!」でも良いわけだし。ストレスから逃げても良い立場って最高ネ。

 

でもまあ、家族が揃うのは年にたったの数回だもの。多少ストレスでも形くらいは家族円満を演出してあげたいと子供の立場としては思っているんだよ。

 

来る日に向けてグルグルと憂鬱な気持ちを抱きながら、土日の習慣になりつつある小散歩をしていたら、太ったスズメが通り道で息絶えていて、何だか悲しくなった。憂鬱なホリデイ、地獄の年末年始の前兆では?と胸騒ぎがする。

 

睡眠もぶつ切りで、横になっている時間は長いのに寝不足の時のまぶたが重たい感じがつきまとう。ああ不穏不穏。

記事自律神経回復のための小散歩とアレコレ 

 

「ケンカしないかも」「今年はマシかも」なんて思ってその日を迎えると、そんな淡い期待すら叶わず腹が立つので、『期待しない、期待しない』と心で唱えて、どうにか穏やかな年末年始を迎えたい。

 

お家を整える主婦だか主夫だかの方々、お疲れさんです!

お家のギスギスした雰囲気を耐え忍ぶしかないキッズ達、お疲れさんです!

良いお年を~~!