【2020】ずっとやってみたかった(ズルイ)年間読書額の発表

 

2019年のことだったと思う。

『20代よ、100万円分の本を読め』という記事に出会ったのは。

 

この記事ではないけれど、「本は専門家や知識人の人生を賢い人と賢い人がタッグを組んで読みやすい文章にした、天才たちの知識・経験が濃縮されたとんでもなくコスパの良い人生への投資だ」という主旨の文章をどこかで見たので、20代のうちに本をたくさん読むことを勧めるこの記事に「まあ、メリットしかないわな」と思っていた。

 

おそらく、これらの言う”本”は知識本や教養の類で、私の読む小説やエッセイを指しているわけではないと思うが、自分はいったい年間いくら分の本を脳に与えているのだろう?と興味がわいた。

 

そこで昨年2020年のスタートから1年間、読んだ本のタイトル、作者、値段、そして読み終えた日をメモし続けてみたのである。

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文章で綴られたエッセイは数に入れ、コミックエッセイや漫画などは対象外とした。

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年間読書冊数:53冊 合計金額:33,880円 であった。

 

2019年に読んだ記事に書いてあった『年間100万円分』はどう考えても無理なので、「じゃあ20代のうちに100万円分ってことで年10万円ならどうや」と独自ルールを設けてみたものの、それでも遠く及ばない結果となった。

 

そもそもエッセイや文庫本の小説は1冊600円ほどなので、ザッと計算すると1年間に167冊読まなければ10万円に届かない。2日1冊読破のペースを1年間続けるのは、なかなかにハードなのである。

 

タイトルに『(ズルイ)年間読書額』と付けている。

何がズルイかと言うと、私は基本的には古本屋で本を買っているので、実際に使った金額はもっと安くなるということだ。新品で買う本もあるけれども、実際にかかった金額は33,880円の3分の1にも満たない金額だと思う。

 

いやまあ、本に込められた経験値や知識は、新品だろうが古本だろうがその価値は変わらないとは思っているのだけれども。

 

「本にいくら使っているの?」と聞かれて「定価で計算するとね~」なんて答え方は普通しないので、ちょっと見栄を張った合計金額なのである。

 

本を読むと人生が変わるだとか、賢くなるだとか、年間4万円ぽっちの読書量の私にはピンとくる変化は訪れていないけれど、色んな生き方があるんだなあと勇気付けられることはたまにある。(特にエッセイで)

記事生き辛い人生に足りなかったのはむしろ『広く浅い人間関係』? 

 

おそらく読書はこれからも私にとって”学び”ではなく”娯楽”の域を出ないと思うけれど、娯楽として選んだ本の中に、新しい視点や感性が得られる本があればそれはそれは嬉しいことだ。

 

無理のないペースで、今年も読書を楽しんでいきたい。

 

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