1月某日『今年の目標はアップデート』

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新年はアレやコレやと捨てたくなる。

暦がペロリと脱皮して新しい年になった時、私もペロリと脱皮したくなって、ちょっと目標を立ててみたり、物を捨ててスッキリしたくなったりする。

 

断捨離をした時に得られる、頭の片隅を占領していたものがスーゥっと自分から離れていくあの感覚が好きだ。

断捨離依存症という言葉にはちょっとヒヤリとするが、「物を捨てないと…」って恐怖心からじゃなく楽しんでいるので、せいぜい断捨離チュウドク・断捨離ハイくらいだと思いたい。

 

新年特有の断捨離熱に煽られて、部屋をぐるりと見回したら、クローゼットからチラリと”湯たんぽ”が覗いていた。

 

あ、これはもう捨てても良いやつだ。

先日、電気ブランケットを買って、冬の防寒はこれで十分すぎるくらいなので。

記事電気ブランケットがあまりにも快適ゆえの後悔 

 

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並べてみるとちょっと時代を感じる。アップデートを感じる。

 

断捨離を続けていると、一方的に捨てるばかりだったのがいつしか適量になり、”捨てる”のではなく”買い替える”ことも増えてきた。

 

良いよね。こうやって経験値をためて、買い替えるたびに身の回りのものが自分にピッタリな物に近付いていくのって。

 

これからも買い物に失敗することはあるだろうけど、「失敗した~~!」って物よりもアップデートのために手放す物が多くなれば良いなと思う。

 

お小遣いを貰うようになった時から”買い物”は私のすごく身近にあって、累計すると恐ろしい額のお買い物をしてきているだろうけど、ちっともお買い物上手にはなれなかった。

断捨離をして、無駄遣いに後悔をして、色々考えながら買うようになって…ようやく少し上手な買い物ができるようになってきた気がする。

買い物って頭を使わないと上手になっていかないんだなって学んだ。

 

昔は服だ、カバンだ、靴だ、アクセサリーだ…って自分を良く見せてくれるジャンルの物ばかりに目がいっていたけれど、最近は日用品だったり、部屋に絵を飾りたいな~って思ったり、クッションカバーだったり、生活に関わる物に目がいくようになってきた。

 

『あやうく一生懸命生きるところだった』という本にこんな文章が出てくる。

人生を100とするなら、目に見える幸せな瞬間はどのくらいだろうか?

楽しくてワクワクして、ドキドキして……。そんな瞬間を集めたら、良くて20くらい?残りの80はといえば、おおむねいつもと同じで、つまらなくて、何もない地味なものだろう。

そう、人生の大半はつまらない。だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占めるこんな普通のつまらない瞬間を幸せに過ごすことにあるのではないか?

 

昨年は劇的(特別)な1日を作ることが難しい1年で、日常の中でどう楽しみを作るか、ストレスを減らした生活をするかに向き合った1年だった。

 

でも考えてみればコロナがあろうとなかろうと365日中350日くらいは何でもない日なのだから、日常を少しでも楽しく過ごすコツを探す努力はもっと早くにするべきだった。

 

何でもない1日の満足度・快適度・リラックス度が上がるように、私自身の生き方(お金の使い方や考え方、諸々)もアップデートしていきたい。そんな1年にしたい。

 

あやうく一生懸命生きるところだった [ ハ・ワン ]

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