1月某日『薬依存が少し怖い』

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ここ最近、頭痛で悩んでいる。ストレスによるものか、電子機器の見すぎか、はたまた寒さによる血流の問題か。

できるだけ薬には頼りたくないのだけど、先日、久々にお薬に頼ってしまった。

 

あんまり飲まないようには心がけているけれど、バファリンの効果は絶大でスーッと鈍い痛みが引いていく。

 

飲みづらいから薬が苦手だ、という人がいるけれど私はそうじゃない。そうやって簡単に痛みが引くことを知っているから、依存してしまう気がして怖いのだ。

 

【あのひとは蜘蛛を潰せない】という小説に、バファリン女と呼ばれる鎮痛剤に依存してしまう女性が出てくる。

なぜ薬物を規定量を超えて服用する癖が付いてしまうのか。バファリン女もそうだったが、薬物乱用頭痛を発症するのは、もともと何らかの頭痛、特に片頭痛や緊張型頭痛を患っていた人に多い、激しい痛みから逃れようと規定以上に薬を服用したり、あるいは「まだ痛くないけれど、今日は忙しいから事前に飲んでおこう」と予防的に薬を服用する習慣が出来たりすることで、いつのまにか、知らず知らずのうちに服用量が増えていく。そうするにちに薬の過剰摂取によって脳が過敏になり、本来なら認識しないような痛みも「頭痛」として感じるようになってしまう。すると薬が効いている間はいいものの、薬が切れるとより強い頭痛を感じるようになり、また薬を飲む、という悪循環が始まる。(P244)

 

どこかで『生きていく上で大事なのは依存しないことではなく、たくさんの依存先を手に入れることだ』といった趣旨の文章を読んだ。

 

これと同じで頭が痛くなった時にも、横になってみたり、痛みが和らぐツボを知っていたり、リラックスできる飲み物があったり、頼る先が薬しかないのではなく、いくつも知っておくことが大事なのかなと思う。

 

あとは、そもそも頭痛が起こりづらい健康な生活や体作りも大切だ。

自律神経の乱れは自覚があったけれど、最近、三半規管も衰えてきた気がしてならない。

昔は公園にあるグルグル回る遊具に乗ったって全然平気だったのに、最近では車でも酔う時がある。これが年を取るってこと?嫌だなあ。

記事自律神経回復のための小散歩とアレコレ 

 

幼い頃はひたすら頑丈だったから、学校を休んでいる子が羨ましかったりもしたけれど、風邪になれば体は怠いし、頭が痛ければ気も沈む。結局、健康体が何よりも1番楽なんだよなあと不調になるたびに改めて実感する。

 

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