♦2月28日 晴れのち曇り
ブックオフに本を売りに行く。
持って行った本は33冊。すべての本に値段が付いて合計で725円。『買取金額20%アップ』のクーポンを持っていたので買取金額は870円になった。満足、満足。
買取金額トップ3はコレ。
読み終えた本で儲けたろ!みたいな気持ちはないので、本を買った店舗に本を売りに持って行っているのだけど気付かれているのかなあ?この3冊も数ヵ月前にこの店舗にて110円で購入した小説なのだけど、110円で買った物が100円で売れるという摩訶不思議。
このいい加減さゆえに得する人間もいれば損をする人間もいるんだろうなあ。
私は得をしている方の人間なので「ブックオフの買取は最悪!」って意見には「えー!そんなことないよ」とほくそ笑む。
この買取金額870円を元手に本を購入。
一応、面白そうな本をスマホにメモして行くのだけど、メモをした物が買えるのは稀(まれ)。今回メモした中で買えたのは津村記久子の本のみ。
まだ1章しか読めていないのだけど、この段階で『この世にたやすい仕事はない』という小説がすごく面白くて、同著者の他の本も読んでみたいと狙っていた。要は作者買いってやつだ。
この世にたやすい仕事はない (新潮文庫) [ 津村 記久子 ] 価格:737円 |
お目当ての物が見付からなくてもイライラしないのは”無くても仕方がない”と特に期待していないからなんだろうなあ。『あぁ、残念だなあ』とは思うけれど『チクショー』とは思わない。
ネットだと”有って当たり前”だと思ってしまっているから、『売り切れ』『入荷待ち』だと「えー…」って思っちゃうかも。
これって人生(日常)も同じで、期待しないことでかえって精神的に楽になることってあるよなあ、と。
結局ブックオフには2時間近く居た。
『500円以上買えば300円offクーポン』を持っていたから110円の本を意地でも5冊買いたくなってしまって、ついつい時間が経ってしまった。
あれだけの中から5冊を厳選するのって難しい。2,3冊はパッと魅かれるものがあるのだけど、あとの2冊がね。あらすじを読んでみたり、2~3ページ開いてみたり、棚の前をウロウロ。選択肢が多いほど人間は選べなくなるというのは本当だと思った。
こんな時は極力、名札が作られておらず、あまり名前を耳にすることもない作家を買うようにしているのだけど、玉石混交。「何で売れていないんだろう?」って思う作品もあれば、嫌いな食べ物を目の前にした時の箸のように、まったくページが進んでいかないつまんない作品もある。それもまた宝探しのようで面白い。
本が面白いというよりも、面白い本に出会うために読書をしているのかもしれないなと最近思う。