2月某日『ダイエットに萎えている』

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30キロ以上の減量に成功したお笑い芸人のゆりやんレトリィバァ(通称:ゆりやん)がダイエットをした理由は『太ったことに飽きたから』。

 

飽きたから痩せよう、で実際に痩せてたくさんの称賛を得られて羨やましい限り。

 

私なんて太ることに飽きるどころか、太らないようにあれやこれやと努力しているというのに。

 

世間は大っぴらに「スリムな方が良いよね」と言えなくなったけれど、かと言って「太っている方が良いよね」とは誰も言わない。

 

これって顔採用と一緒で「選べるなら美人を選ぶでしょ」って口には出さないが未だに存在しているように、「太っていたって関係ないよね」って考えに世間が到達しているわけじゃないと思うんですよね。

 

『デブこそ大歓迎!』な世の中だったら、私は好きなだけ好きな物を食べたいし、運動もしたくないけど。

太ることが良しとされた世の中だったら、太ることに飽きることなんて無い気がする。だって現代を生きていて「痩せていることに飽きた~!」ってなったことないもん。

 

不良が更生するのは感動エピソードで、ヤンキーが捨て犬に優しくしたらモテて、デブが痩せたら大絶賛。

 

そりゃその努力はすごいと素直に思うけれど、1番偉いのは、正常が外れることなく粛々と努力している人間じゃないか?

 

スタイルキープは誰も褒めてくれないんだよなあ。これだって食っちゃ寝してたら手に入らないものなのに。

 

気が滅入っているのか、何か萎えた。もやもや。

心が回復したら『ダイエット頑張るぞー!』ってまたなると思うけれど、今は別れを考えるカップルぐらい心が倦怠期です。

 

何かこう痩せたい理由っていうのが、「痩せていた方が(周りからの評価なども)良いよね」っていうのがドカンと心の中心にある。

逆に言うと”痩せていないと…”って恐怖心みたいなものがちょっとあって、もう全然楽しくない。

 

好きなアイドル完コピしてたら痩せちゃった、とか。筋トレにドはまりして気が付いたら良い身体に、とか。

こんな風に楽しみ先行で痩せられたらと思うけど、無趣味な私にはなかなか難しいです。あーあーあー。