2月某日『我が家の【福】はひもじいようなので鬼も歓迎』

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今年の節分の日は124年ぶりに、1日早まった2月2日であった。地球が太陽の周りを365日00時間00分ぴったりで回れないので、その微調整のためらしい。

そして全くもってどういう計算か分からないのだけど、次回節分の日が2月2日になるのは何故かたったの4年後、2025年らしい。

 

我が家は季節の行事はとりあえず形だけでもやっておくタイプの家で、節句の日には七草粥を食べ、土用の丑の日にはウナギを食べ、年始には初詣に行き、節分には恵方巻きを食べ豆を撒く。

 

豆撒きの際の掛け声「鬼は外、福は内」とは、『災いは遠くへ行け、幸運は近くへ寄っていらっしゃい』という意味だ。

 

しかしながらどうだろう。

食洗機がダメになったり、水回りが緩んでいて水道管の締まりが悪かったり。あ、昨秋には給湯器もおじゃんになった。ハプニングが起きるとその分険悪にもなるし。良い事が起きるどころか、近年は悪い事がドバドバ降りかかっている気がする。

 

我が家の『福』はあまりにもひもじく弱っていて、幸運を運んでくるどころか不運を吹き飛ばす力さえ残っていないのではないか。むしろ闇落ち寸前なのではないか。

いっそのこと、逆に鬼を招き入れた方が鬼同士で不幸や不運を潰し合ってくれるんじゃないか。

そんなことを考えながら豆を構えていたのである。

 

なので今年は「鬼も福もどっちもいらっしゃい」と両人を歓迎してみることにした。

一般的に『鬼』は悪いヤツと考えられているけれど、中には”守ってくる強いモノ””悪霊を払って幸運をもたらしてくれる”と考えている土地もあるようなので、そういう”信仰している人間に対しては善良な鬼”が近所をうろついていることを祈ります。

 

ほら、よくスポーツアニメとかであるじゃないですか「良かった、コイツが敵じゃなくて」ってセリフ。ヤベエやつとは仲間になっておこうって戦法ですよ。

 

これがどういう結果をもたらすのか、それは来年の節分の時に答え合わせをいたしましょう!