9月某日『この腕時計がラクダと交換は出来ずとも』

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嘘か真か『SEIKOの腕時計を着けていた叔父が海外出張中に”このラクダと交換してくれないか?SEIKOの時計は正確なんだ”と言われたんだって。高い時計じゃなかったのに』というエピソードがネットに落っこちていた。

 

単純な私は「さすがメイドインジャパン!」と勝手に誇らしくなり、もともと好感を持っていたSEIKOやCITIZENがもっと好きになった。

 

手持ちの腕時計は、減って、減って、減って、減って、今やたったの2つになってしまった。

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もう1つ、2つ持っていたら使い分けが出来て楽しいかもしれないな、1つ超シンプルな腕時計が欲しいな、とここ最近は腕時計のサイトとにらめっこの毎日だ。

 

狙う腕時計は

  1. 電池式じゃないもの
  2. (できれば)バンドが革じゃないもの

 

電池が止まれば時計屋へ交換に行き、バンドがダメになれば交換に行く。

意外とこれが面倒くさくて、電池式の腕時計はいつしか止まったまま放置するようになった。それらの断捨離を経験して、腕時計はソーラー電池か機械式か、ともかく交換の要らないタイプにすると決めた。

 

ソーラー電池にしようか、機械式にしようか、悩んでいる時にメルカリで『SEIKO 機械式 1960年代 稼働中』という腕時計が売りに出されているのを見付けて、「半世紀以上も時を刻み続けているなんてロマンがある」と胸がじぃんと熱くなった。狙う腕時計が機械式に決まった瞬間だった。

 

機械式は持ったことがないのですごく迷ったのだけど、一応、狙っている腕時計はコレ。

オリエントスター クラシック 腕時計 パールホワイト WZ0411NR ORIENT STAR

価格:27,700円
(2020/9/4 04:37時点)

「あれ?SEIKOじゃないんかい!」って話なのだけど、SEIKOじゃないです。オリエントです。

 

SEIKOの機械式腕時計に好みのものが見当たらず、「ならば、せめて国産で…!」と検索範囲を広げて見付けたブランドだ。歴史も長く、機械式時計の評判もすごく良いようだった。

 

何より、一見シンプルでどんなシーンでも使えるデザインなのに、表から見えない裏蓋のところはスケルトンでめちゃくちゃ攻めているデザインになっている。隠れたオシャレにキュンとなる。

透けた裏蓋から動く歯車が見えるようになっているのだけど、そんなの愛着が湧く気しかしない。

 

だんだんオリエント”でも”ではなく、オリエント”が”良くなってくる。

海外に着けていっても「ラクダと交換してくれないか?」と声はかけられないだろうけど、そういうこと(世間のブランド評価の差)を考えた上で、やっぱりこの時計が欲しいと思う。

 

この熱量が本物がどうか確かめるために、買うまでに少し時間を置く。

それでも欲しかったら、誕生日か、クリスマスか、新年の幕開けか…どこか良いタイミングでご褒美として自分に贈りたい。