10月某日『いくらあれば幸せかよりも大切な事』

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1000万円プレイヤーになりたいだとか、もっと年収を上げたいだとか、そういう声は多く聞かれる。正直、私も思う。

でも『稼いで何に使いたいの?』と聞かれると、まるでお口のチャックがビャッと閉められたように何も言葉が出てこなくなる。お金がある方が幸せだから?安心できるから?

 

『お金は目的ではなく手段だ』『お金は使ってこそ』という言葉がある。

確かにお金は万能で、”無い”よりは”有る”方が絶対に良い。お金がないことで不安になったり、その逆であることで安心できたりもする。

 

私はいかに貯金(安心)を増やすか、をずっとメインに考えてきた。

だけど『一万円の贅沢』という記事を見て、お金があって幸せかどうかは”使い方”もすごく重要なのでは?と思ったのだ。

 

togetter.com

 

1万円という金額は1日300円無駄遣いをすれば、気が付かないうちに1ヶ月で財布の中から消えてしまうような金額だ。

 

私からすると「大したことのない金額だ」とは言えない金額だけれど、仮に1万円貰ったとして、気持ちがフワフワして落ち着かなくなるほどの大きなお金でもない。「これで幸せになりな」なんて差し出されたら『足りないよ』って心の中で思ってしまう。

 

だからこの記事を読んだ時「1万円はこんなにも多種多少な幸せをもたらす金額なのか」とすごくビックリした。

 

そもそも、財布からお金を出す時に『これは自分や大事な人が幸せになれる消費だ』と意識したことがどれだけあっただろうか。何となく払ってきたお金にはこれほどハッピーになれる可能性があったのだなあと思う。

 

年収1000万円になりたいだとか年収を100万円上げたいだとか、それを目指して努力することは素晴らしいことだけれども、まずは月に1万円で良い。節約なり収入を増やすなりで獲得することができて、使い方さえ意識できれば、グーンと幸せになれる気がした。

 

ホリエモン(堀江貴文さん)は『お金は使わなければただの紙屑だ』『いざという時に自分を救ってくれるのは知識と経験だ』と主張している。

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彼は全部使っても翌月に大金が入ってくるのだろうから、「あり金を全て使っちまいな!」というアドバイスに100%賛同できるわけではないのだけど、”お金をどう使うか”を意識するだけで日常がガラリと変わるというのは何となく理解できる。

 

『何にお金を使えば楽しくなれるだろう?』『何にお金を使えば幸せだろう?』

稼ぐことがどんどん難しくなってくる現代で、1円を自分にとって大きな価値のあるお金として使える人が(心や生き方が)豊かになっていくのではないかと思った。

 

こんな名言もある。

『お金持ちをめざしていながら、お金を楽しんで使うことができないとすれば、それはいわば、髪がないのにクシを集めているようなものだ』(アントニー・デ・メロ)

 

もしも年収がもっとあれば…。

そう考えてしまうことは腐るほどあるけれど、その先の『お金を稼いで何に使うの?』『それって自分を幸せにする消費?』ってところまで考えられると「あれ?意外とそんなに必要なかったかも…?」となる。(私は)

 

というか、100万円で手に入るだろう幸せも1万円で得られる幸せも、心の満たされ度はそんな変わらない気がする。そもそも1万円という金額を使いこなせない人が100万円を上手に使えるとはあまり思えない。

 

結局のところお金があって幸せかどうかは使い方次第じゃん!?ってスタートの考えに戻ってくる。

 

お金の使い方を教えてくれる教室があれば良いのに。とりあえず、財布に入っている1000円札や1万円札をどう使えば自分がより楽しくなれるのか、考えることから始めてみることとする。

 

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