12月某日『正しくない節約』

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小銭貯金で貯めたうちの1万円を有意義に!最大限に満足できるカタチで!使うべく、ここ数日はアレやコレやと欲しい物・補充したい物を書き出している。

記事10カ月にわたる小銭貯金の結果報告 - 未熟な日々

 

ネット通販を見ていると同じジャンルの物が僅差の価格でズラリと並ぶ。

ここで自分のこんなところが嫌だなあと思うのが、本当は1番に魅かれた物があるのに、「もっと良い物があるのでは?」とあれこれ調べているうちに、クーポンが出ているからコッチにしようかな?とか微妙に安いからコッチにしようかな?と値段やお得につられてフラフラしてしまうことだ。

 

ネットだけじゃなくて、リアル店舗の買い物でも結構こういう傾向があって。

値段につられて買ったものは「あぁ、やっぱりケチらずにあっちを買えば良かった」と後悔することがまあ多い。

 

冷静に考えると500円をケチるよりも、500円高い納得できる物を買った方が長い目で見ると絶対に良いと分かっているのに、どうしても安い方に目がいってしまう。

 

『一銭を笑う者は一銭に泣く』という諺がある。

わずかな金額だと軽視する者は、そのわずかな金額に困ることになりますよ。9999円持っていても1万円の物は買えないのですよ、足りないのがたった1円だったとしてもね、という意味だ。

 

私は小銭貯金をしているので、小さなお金の積み重ねがウン万円になることを知っている。だからこそ「損をしないように」と強く思っているのだけど、その塩梅が難しい。

 

お金にはグッと守るべき100円とパッと使うべき100円が存在するからだ。

この区別がイマイチ自分の中でもできていなくて、つくづくお金の使い方が下手だなあと実感している。

 

特に高給取りでもないのに良いものを無理なく買える人がいる。

そういう人の話を聞いていると、”何気なく”物を買うことが少ないこと。本当に欲しい物を買っていること。

 

でも少し考えてみると分かる。1日300円分のどうでも良い買い物がやめられたならば、それは1年で10万円になる。

 

もし毎年10万円もの余裕があれば、服でもカバンでも小物でも、多少値段が高い物が欲しくたってスルリと手が届くのだ。

 

私もこういう人になりたい。

欲しい物はきちんと手に入れて、その分欲しくない物にはシビアな大人に。

 

今小銭貯金の1万円で買いたい物を見ていて、「欲しい方を買うべきだよなあ」「この数百円をケチるべきじゃないよなあ」と改めて強く思っている。

中途半端な物を買ったって「得できた!」なんて満足度はマッハで過ぎ去っていき、居座るのは「やっぱりアッチだった」という不満ばかりだ。

 

値段に魅かれている物は買うべきじゃない。これは節約でも何でもない。わかっているんだ、頭では…!

 

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