揚げ物を作ることの何が嫌かと言えば、小麦粉をまぶして、卵をとおして、衣をつけて…と工程が多いこと。それに伴って、洗い物やゴミが増えること。
さらにさらに、使った油の処理が面倒くさいこと。
とにかく、揚げ物を作るのはすごく面倒くさいのである。
ここ最近、料理動画を観ていて『揚げないコロッケ』という存在を知った。
『揚げないコロッケ』で私が知っているのは2つあって、1つはジャガイモを丸めずパン粉を振ってオーブントースターで焼く方法。もう1つは油揚げを使ってフライパンで焼いて作る方法だ。
私は後者の油揚げを使った『揚げないコロッケ』に挑むこととした。
▼揚げないコロッケのレクチャーは4:24~
ジャガイモを潰しひき肉と玉ねぎを加えタネも完成し、油揚げの油抜きも完了。
後は、油揚げを裏返し、タネを詰める段階になって、手が止まる。
油揚げの形が袋状になっておらずペロンと一反木綿みたいな形なので、裏返すことが出来ないのである。ナンダコレハ。
後に知ったのだけど、どうやら油揚げは二種類存在するらしかった。
記事:http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/20151202p
タネはもう完成していて、ここからメニューを変更する手腕を私は持っていないので、仕方なし。小麦粉・卵・パン粉、そして大量の油を使って、いつも通りにコロッケを作り上げる。結局、普段と何ひとつ手間の変わらないコロッケ作りだった。
行き場のなくなった油揚げは味噌汁に使った。ビックリするぐらいおあげの多い味噌汁をすする。
「簡単です」「楽ちんです」と評判のある『揚げないコロッケ』に油揚げが二種類あるという知識のなさから敗北したのである。何と未熟なことだろう。
美味しくてハッピー、食材を無駄にしなくてハッピー。料理が得意で損をすることはないので、料理上手になりたいなあと日々思っているのだけど、その称号を手に入れるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
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