初めて味わうパターンの古本の魅力

 

♦3月22日 晴れ

 

【とにかくうちに帰ります】(著:津村記久子)という小説を読み始めて4日くらい経っているのだけど、小説のカバーの部分に新聞の切り抜きが貼ってあることに今日初めて気が付いた。

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オリジナルの栞が挟まってあったり、フリガナやラインが書き込まれていることは今までにもあったけれども、新聞の切り抜きが貼ってあったのは初めてだ。なるほど、出版社とお値段に線を引くタイプですね。

新聞の本紹介で面白そうだなと興味がわいた経験、私にもあるなあという記憶と、この人は実際に読んでみて期待していたぐらいの面白さは味わえただろうか、そんな気持ちが浮かんだ。

 

人の触った本が嫌だという人もいるけれども、 「新聞で気になったから買ったんですね」「ほう、そこが気になりましたか」と誰かと語り合っているような気分が味わえるので、私はそんなに嫌だと思ったことはない。まあ、古本を選ぶ1番の理由は”値段”だけれど。今回の新聞の切り抜きも嫌な気持ちになるどころか、ちょっとワクワクした。

 

散歩に行く。

ちょっとだけ時間があったので、久々に散歩に出る。桜が咲き始めていて目が楽しい。気温も歩きやすくて、このままが良いなと思うのだけど、すぐに夏がやってきちゃうんだろうなあ。

 

1月の末に「大久保さん(オアシズ)のエッセイにつられて【ぴあ】のアプリをダウンロードした」という記事を書いた。この2ヶ月、彼女のエッセイを毎週楽しんでいたのだけど、昨日更新の記事で最終回を迎えてしまった。寂しい。他に気になるコンテンツもないので、ダウンロードしたアプリはどうしたものかとちょっと悩んでいる。

記事『大久保佳代子のエッセイに釣られて数年ぶりのインストール』