♦2021年4月26日 晴れ
いつもよりちょっとだけ早起きして、カーディガンを手洗いして干した。これは自分を褒めてあげても良いことだと思う。偉かった。
夕方、散歩に行く。
ハチワレちゃんが定位置にいた。
前回よりも距離が少し近くなった。ざっと1.5メートルくらいの距離。さらに距離を詰めようとしてシャーッと威嚇される。しまった、距離感を間違えた。怖がらせてしまっただろうか、ごめんね。敵意がないことを示すためにしばし停止し、見つめ合ったのちに立ち去ることをする。
シャーッとした時にチラリと覗いた歯も白かったし、毛艶も良いし、やっぱり誰かが面倒を見ている可能性が高そうだ。前回遭遇したときよりも鳴き声が元気だったので、死に近い環境ではないようで、その点は安心。
緊急事態宣言2日目ということで『初日はどうだったでしょうか』みたいなニュースが多い。
去年は宣言下で外でワイワイ飲み騒いでいる人や旅行している人をニュースで見て「こっちは我慢しているのに」と思っていたけれど、1年経つと何にも思わなくなった。危機感とかこれは大丈夫だろうってラインは、同じ状況下で同じような報道を見聞きしていても、大きく異なるのだなあと。ただそれだけ。
【女の人差し指】の一節をメモ。
誰に束縛されているわけでもないのに、私たちは毎日の暮らしの中で、ともすると同じ道を通り同じ店で買物をする。同じ人とつきあい同じような本を読む。飽きた退屈だとぼやきながら十年一日の如く変えようとはしない。
散歩や買物に、国境はないのだ。たまには一駅前で乗りものを降りて、またはわざと乗り越して隣りの町を歩いていたら、私は二十年前に人形町をみつけていたのである。(P201)
飽きた、退屈だ…とぼやくだけの日常を打開するヒントになるかもしれない。メモしておく。
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