11月某日『アラサーが聞いた いどばた会議的な年金のお話』

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アラサーの両親世代は年金問題のど真ん中。

母親のパート先には年配の方がたくさん働きに来ているのだけど、その中にご主人が定年退職してすぐ病気になっちゃって、そのまま亡くなってしまったという女性がいる。

 

「仕事を退職したタイミングで保険も安いのに変えたから、今まで払ってきた保険料も大損だし、年金もめちゃくちゃ損したわ~」と事あるごとに語るそうだ。

 

だけども私の祖母は祖父の遺族年金でめちゃくちゃ優雅に過ごしているので「定年まで厚生年金を払い続けていたのならそこそこ良い遺族年金なのでは?」そんな考えが頭によぎる。

 

母によると、年金は故人のものか自分のものか、片方しか受け取れないそうだ。それに遺族年金は故人が受け取れるはずだった額を満額とすると、その金額の6~7割程度しか受け取れないらしい。

 

つまり、故人の年金額6~7割と自分の年金の満額を比較し、どちらかを切り捨てなければならないのだ。母は「何故、払ってきたのにどちらかを諦めねばいけないのだ」と憤慨していた。

 

私は結婚もしていないので、今考えたところで…って話なのだけど、遠い将来あるかもしれない、パートナーが死んだときの年金のことなんて考えたこともなかったし、ちっとも知らなかった。

 

103万円枠を気にせず両方ともバリバリ働く共働きの夫婦からすると、受け取れる金額が片方分だけかと思うと損した気持ちがより大きくなってしまうね。

でもこれは遺族年金の場合。生きていれば2人とも年金を受け取れるので、長生きしよう。

 

年の差、アーメン!

 

ひと回り、下手をすると親子ほどの年の差結婚をした芸能人がここ数年何組か居て、大きな年の差結婚は珍しくなくなってきた印象がある。

 

一般社会での年の差結婚の発生率はどんな感じなのかイマイチ見当もつかないが、仮に12歳差で結婚して、専業主婦あるいは扶養内(年収103万円以内)で生きていくとする。

 

パートナーが60歳で定年退職をして「もう働かなーい」ってなったとして、自分の年金の支払い期間が12年残っているわけだけども、これは支払い義務がきちんと発生するのを認識しているだろうか。

 

毎月16,540円(2020年現在)を12年間払い続けていく必要があるのだ。

金銭的な大黒柱が役目を終え入ってくるお金は減るというのに、出ていくお金(年金)は増えるのだから、これはあらかじめ気持ち的にも予算的にも備えておく必要がある。

 

母曰く2~3歳差がお得だそうだ。理由も教えてもらったが、全く思い出せない。何でだったっけなあ…?

 

年金の話題に話を膨らませることも出来ず、「へー?」「ほー?」「ふーん?」と息を漏らすことしか出来なかった。自分の無知を実感した。

 

勉強の必要性をひしひしと感じるものの、『年金』のことを考えると「どうせ私の時には貰えないんだろうよ」とふてくされた気持ちが先行して腹が立つから、正直なところぜーんぜん勉強意欲がわいてこない。アカンな、これじゃあ。

 

補助?が受けられる年収は103万円か、108万円か、130万円か、ぶっちゃけ自信がありません。気になる人は自分で確かめてくださいね。

 

親を見ていると、保険もどこまで備える必要があるのやらという感じ。

大病をしなかったことは喜ばしい事だけれど、父親の保険料で総額1500万円は無駄になっちゃったなあ、と母は愚痴っていた。

 

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