1月某日『【もっと早く古着容認派になっておけば良かった】という後悔とともに』

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昔、それこそ服を買っても買っても足りないと思っていた大学生の頃の私は、古着を買うなんて信じられなかった。知らない他人のお古を着るなんて生理的にちょっと…って考えだった。

 

だから「えー、古着なんて無理!」って人の気持ちも分かる。

だけど同時に「もっと早く古着でも十分だって気付けていたら、違うことにお金が使えたのにな」とも思う。

 

古着を買えるようになったきっかけは何だっただろうか、と思い出してみたのだけど、確かそれはリサイクルショップでダグの付いているそこそこ良いブランドのカーディガンを格安で買ったことだった。

 

新中古からスタートし、肌に直接触れない服だったら、綺麗な状態の物だったら…と買えるようになっていった。

 

お店に入るのさえ緊張するような価格帯のブランドの物が、私の服飾費で買えちゃうのも妙な”やったぜ”感があったりして、もちろん新品で買うこともあるのだけど、古着で十分だなあという気持ちが大きくなっていった。

 

良い意味で「どうせ一生着るものでもないしなあ」という考えがある。

上手く言葉にするのは難しいのだけど、どうせ手放すのだから何でも良いやって意味でなく、どうせ手放すのだからその時に着たい良い物が安く買えるのが良いよねって考えが1番しっくりくる。

 

…なんて言っても古着に抵抗のある人にはウザったく聞こえちゃうよね、ごめんね。

 

最近、AGのデニムを古着で買った。

デニムに頑張ってお金を出した時でもAGのデニムの定価から2万円くらい引いたもの、それ以外はもっぱらLeeやEDWINのセカンドライン(4000円くらい)とプチプラで買っていて、この価格帯の新品には正直手が出ない。

 

デニムだけなら頑張れるかもしれないが、ファッションを完成させるにはそれ以外にもお金がかかるからだ。

 

そんな手が出ない価格帯のデニムであるAGのデニムを初めて履いた時(薄い色のデニム)、あまりの履き心地の良さに理性がぶっ飛び、世間一般の定番色であるインディゴも追加で購入してしまった。

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元々安いブランドのインディゴのデニムは持っていたけれど、買い替えたくなってしまったのだ。それぐらいAGのデニムの虜になってしまって、実はもう1本絶妙な色合いのAGデニムをお気に入りにいれている。

 

ただ「そんなデニムばっかり買ってどうすんだ」って思っている自分もいて、とりあえずひと月頭を冷やす期間を設けてよく考えようと思っていて、実は今その真っ最中なのである。その期間に売れてしまったら、縁がなかったと思うことにする。

 

『3万円の服より3キロ痩せた方がスタイルが良く見える』というのは本当だと思う。

どんなに高いデニムを履いたってゾウ脚がバンビ脚に錯覚することはないからだ。己のポテンシャルというか素敵に見えるような努力は欠かせないと思う。

 

だけどボディメイクに励んだ上で良い服を着られたら、相乗効果でグングンと素敵に見えるのではないか、とも私は思っているのだ。

 

ちなみに嘗て購入したお高かったデニムは痩せてサイズが合わなくなって売ってしまった。

高い物を長年着ようと思っていても、予期せぬサイズアウトやサイズダウンでそれが叶わないこともあると経験してしまったから、私は高い物を新品で買う勇気がイマイチわいてこないのかもしれない。

 

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