2月某日『散歩がお上手ね』

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自律神経の乱れを整えるために始めた散歩も随分と習慣になってきた。

土日と、今はササッと帰れと言われているので平日のどれか1日、週に3回くらい散歩をする時間が作れている。

 

遠くの看板を見たり、足元の石っころを見たり、すれ違う車のナンバーをクワッと読み取ろうとしてみたり、「視力が回復しないかなー」なんて悪あがきをしながら20分ぐらいのコースを歩いている。

記事自律神経回復のための小散歩とアレコレ

 

今も緊急事態宣言中なのだけど『5人以下の集まりならOK』って基準ができたりして、1人の散歩はOKだと判断して行っている。

前回の緊急事態宣言の時には”自粛”の範囲が曖昧すぎて芸能人がお散歩を報告するだけで叩かれたりしていたから、コロナに怯えるというより人の目に怯える精神的な負担がしんどかった。それが減って、個人的には前回の時よりも随分と気持ちが楽だ。

 

もちろん、ショッピングに行けなかったり、旅行に行けなかったり、遊びに行けなかったり、そういう不満は募っていっているけれども。

 

お家時間が増えてYouTubeを観る時間も増えたことで、保護犬の一時預かりをされている方のVlog(ブイログ)を好んで観るようになった。

犬種は違うのだけど、保護されたワンちゃんがディズニーの『わんわん物語』のレディに似ていてとってもキュート。なでなでが怖くないと学んだり、クッションがふかふかで気持ち良い物だと知ったり、1つずつ愛されたワンちゃんになっていく様に、微笑ましいような嬉しいような、パンケーキを食べた時みたいな気持ちになる。

 

私、犬ってどんな子でもびゃーっと走り回れるものだと思っていたのだけど、散歩に連れて行ってもらったことがない子はコンクリートや地面の感覚に足がすくんで前に進めなかったり、真っすぐに歩けず蛇行しちゃったりするんだって。

 

保護主さんが『上手にお散歩できたね~!』ってワンちゃんを褒めてあげていたのが印象的だ。

 

その回のVlogを観ていたら、「最近20分ぐらいの散歩しているんです」って言ったらぼかしてぼかして『短くない?』って意味合いの返答をされたことが思い出されて、ワンちゃんが心の底から羨ましくなった。

 

ずっと外に出られなかったワンちゃんと比べるのもアレだけど、私だって「散歩、えらいね」の一言があれば見えないしっぽを振ってもっと楽しく歩くのに。褒められるって大事よ?

 

褒められるのは何も他人からだけではなく、自分で自分のことを褒めても気分を高めることが出来るらしい。

 

大した手間でもないし本当に効果があるのならラッキーだ。

「宝くじ、当たれば良いなあ」くらいの淡い期待を抱いて、スケジュール帳に『良い散歩ができた』と書き込んだ。

 

保護主さんの動画のコメントにはたくさんの称賛が溢れている。褒められたくて保護活動をされているわけじゃないのだろうけど、それらがちょっとでも彼女のやる気ややりがいの足しになってくれていれば良いなと思う。

 

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