10月某日『私はちゃんと”生活”がしたい』

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「日本人って田畑を耕して自給自足していた時代の方が幸せだったんじゃないかなあ?」と親に言ったら「そりゃそうでしょ」と一言で返された。そりゃそう…なのか。

 

バタンキュー。時間も体力も残量が少なくなってくると、ご飯を作る元気もないし、部屋を整える気力なんてもっとわかない。

ほかほかの美味しいご飯を食べて、快適な部屋でリラックスをする、そんな生活をするために働いているはずなのに、いつの間にか働くことがメインになっている。働くために生活をどう最適化するかばかり考えている。

 

1~10まで完璧にこなす丁寧な生活がしたいわけではないけれど、否応なしに「もう無理だ…」カンカンカーン!とK.O.させられるのではなく、「今日は料理頑張ってみようかな」「今日は明日に備えて体力温存(手抜き)でいこう」みたいにある程度、自分で生活をコントロールしたい。

 

どうしてこんな生活になってしまうのだろう?

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』という本がある。

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この本は「2倍の成果を上げても2倍の給料にならないのはどうしてなのか?」や「ラットレースを終えるのはどうしたら良いのか?」などが語られている。

 

その中で本当の仕事の価値について言及したい。

仕事の価値とは何ですか?と聞かれると『やりがい』だとか『年収』だとか、そんなことを思い浮かべるが、この本では【得られる収入ー精神的な苦痛】が本当の利益ではないか?とある。

 

つまり、1000万円プレイヤーでも激務でストレスMAXだとトータルではそれほどプラスではなく、高収入でなくとも心に余裕を持って働けているのならば差し出した労働力(負担)に対して利益になっていると言うことだ。

 

しかしながら、1番良いのは【ストレスが少なく高収入】である。

こういった働き方を手に入れるにはどうすれば良いのか?それは、1年、5年、10年と続けることでスキルが身に付く(且つ自分に合っていてストレスが少ない)仕事に就くことである。センスある3年目の若手じゃまだ10年選手には追い付けないような、積み上げることに価値があるスキルを。

 

そうすれば続ければ続けるほど自分の価値が高まり、積み上がったスキルは高い報酬とトレードされる、ということだ。

 

ブラック企業だなんだと言うけれど、資本主義経済の成り立ちがそもそも労働者にとってはブラックなんだ』

この言葉はこの著者がどっかのコラムで書いていた言葉だったと思う。心がピリッとした。社会の在り方がブラックだなんて考えたことがなかったかもしれない。

 

…とまあ、後半は経済や資本主義の話になってしまったけれど、「いつまでこんな働き方をするんだろう?」と疑問を持ってしまった私は1度自分の中の価値を見直す必要があるのだと思う。

 

どうなりたいか、どうしたいか、最善は何なのか?今と変わらない生活を続けるとしても、きちんと学び、理解し、吟味した上で生き方を選びたいなと思った。望んだところで選び獲れるかどうかはまた別の話ではあるけれど。

 

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』

  ▼が改題、加筆されて文庫版に▼

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