10月某日『人生の好転の秘訣は”タダ”にあり』

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『タダより高いものはない』

 

この言葉は「無料で電子機器を買ったらネットの契約が2年間で結局そこそこのお金がかかったよ~」なんて会話の中で使われたりする。

 

私はこの言葉に、お金を出さずとも得られるもの、例えば友情や愛情、信頼、優しさ、好感などは、どんなにお金を差し出してても買うことが出来ない、つまりタダでやり取りされるものこそ価値が大きい、そんな意味もあるのではないかと思っている。

 

周りの人間は敵ではありません。

 

近所に先生がめちゃくちゃ怖い整形外科がある。

愛想がなくて、会話もつっけんどん。「腕は良いらしいんだけど、怖いんだよね~」と誰もが口を揃える。

 

最初はそれでも「技術があれば良し!」って人が来ていたのだけど、いつの間にか閑古鳥が鳴き始め、そこでようやく少々のコミュニケーションを取るようになったそうだ。

でも、見切った近所の人たちは戻ってこないだろうと思うし、友人は「ちょっと優しくなってた(笑)」と小馬鹿にしていた。

 

”先生”という職業に限らず、ぶすっとした態度で過ごしている人を見ると「何でわざわざ敵を増やすんだろう」「勿体ないなあ」と思う。周りの人間がみんな敵に見えているんだろうか。

 

言葉尻がきつくならないように意識するだけ、笑顔をちょっと増やすように意識するだけ。それだけで人間関係はグッと簡単になるのに。

 

あと意地でも「ありがとう」を言いたくない人もよくわからない。

感謝しているんだったら言葉にすれば良いじゃん!お礼言われたら嬉しいじゃん!って思ってしまう。負けた気がするの?

 

ぶすっとバリケードを張っている人間に肉親でもない他人が、友情や愛情、信頼、優しさ、好感…を抱こうと努力してくれるとでも思っているんだろうか。

この世界に2人しか人間がいないならまだしも、たくさん人間がいるこの世界で、そんなことに労力を使ってくれる人は多くない。

 

初めて耳にした時に、私の胸にガツンとキた言葉を紹介したい。

多くの人をなぎ倒してその頂点に立つ人のことを『無敵』と言うけれど、本来『無敵』とは『敵が無い』状態のこと、つまり闘う必要のない状況のことを言うのだ。(故・小林正観

 

「自分の振る舞いは仲間だと思っている人たちにするものだっただろうか?」この言葉を見てそう考えた時に、敵対していたのは相手だけでなく自分もそうだったんだな、と辿り着いた。そりゃギスギスしますわ。反省。

 

ちなみにコミュニケーションのコツは、”相手を喜ばす態度”を意識するとYESマンになってしまうので、”自分がされて嬉しい態度”を自分の仕草やコミュニケーション(言い方)に組み込むことである。

 

お金もかからない少しの意識の違いに、人生が好転するチャンスが潜んでいる。

逆に言うと、敵を増やすような態度で生きていくなんて、わざわざ自分で人生をハードモードに設定してしまうようなものなのだ。

 

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